情報流通ビジネス研究所

フェムトセル導入に向けた国内外動向と事業モデル分析
  ――固定・移動融合におけるオペレータ/ベンダーの戦略と市場展望――

フェムトセルに関わる国内外主要ベンダー/オペレータの動向と戦略、導入課題にいたるまで徹底検証
固定・移動コンバージェンス時代におけるフェムトセルの位置付け、新たなビジネスモデルの方向性を明確化
セルラー系オペレータによるオープン型モバイルインターネット・ビジネスの可能性を考察・提示
フェムトセル導入の戦略的意義と通信市場に与えるインパクトを分析、今後のマーケットシナリオを予測

フェムトセル導入に向けた国内外動向と事業モデル分析

本書の特色と内容

現在、世界の移動通信業界では、家庭やSOHOなどの小規模オフィスに設置される超小型基地局「フェムトセル」の商用化に向けた動きが加速しています。フェムトセルは、マクロセルによるホームゾーン料金プランの代替や、新たなデータ収入創出策としても有望視されています。
フェムトセルは、デュアル端末がリードするFMC市場において、移動通信事業者が固定事業者をけん制できる融合戦略としての側面も持ちます。移動通信市場が飽和し、コンバージェンス競争が激しさを増すなか、マクロセルの負荷を抑え、屋内データトラヒックとARPUを高める点は見逃せません。
屋内無線ブロードバンド環境の構築により、従来は高リスクを覚悟せねばならなかったビジネスモデルを、予め検証しておくことも可能となります。ポータルやメディア連携による無料/低価格サービス提供も、視野に入ってくるでしょう。このようにフェムトセルは、携帯事業者を開放型ビジネスモデルに導くなど、その戦略的意義は大きいと考えられます。
インフラベンダーの動きも活発化しています。ここにきて、ノキアは「UMAフェムトセル」を発表しましたが、UMAがデュアル端末方式から脱皮し、フェムトセルを採用したことで、BTやFT等の固定事業者にとどまらず、携帯事業者によるFMSソリューションとしての潜在力が顕在化してきたのです。
本レポートは、急変する市場の現状を踏まえた上で、フェムトセルの概念・構造・登場背景はもとより、主要ベンダーと事業者の動向と課題を明確化するとともに、FMC/FMS時代の戦略とサービス、ビジネスモデルの方向性を提示し、フェムトセル導入の意義とインパクトを分析したものです。

 

発 行 日

  2007年11月12日(第一版第1刷/2007年2月20日・第一版第4刷)

定  価

 157,500円本体150,000円+消費税7,500円・ 

体  裁

 120ページ・A4変型判・表紙カラーPP加工・本文カラー(商用組版・並製)

企画・調査

 株式会社 情報流通ビジネス研究所

編集・発行

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プレスリリースこちら(2007年11月12日報道発表・PDFファイル380kB) ※AcrobatReader6.0以降でご覧下さい
レポートサンプル・目次(全23ページ・PDFファイル・650kB) ※AcrobatReader6.0以降でご覧下さい

フェムトセル導入に向けた国内外動向と事業モデル分析
主な内容

目次

はじめに

1. フェムトセルの概要

  1.1 フェムトセルの概念と特徴
  1.2 フェムトセルのシステム構造
  1.3 フェムトセルにおける4つのサービス方式

2. フェムトセルの登場とその背景

  2.1マクロセルによるホームゾーンサービスの限界
  2.2 屋内無線データ通信の需要増大
  2.3 FMCとFMSトレンドの拡大
     (1) 欧州市場
     (2) 北米市場
     (3) 韓国市場
     (4) 国内市場

3. 国内外における通信事業者の動向と戦略

  3.1 欧米市場
     (1)英ボーダフォン
     (2)仏フランステレコム
     (3) 独T-モバイル
     (4) 英O2
     (5) 米スプリント・ネクステル
  3.2 韓国市場
     (1) SKテレコム
     (2) KT
  3.3 国内市場
     (1) NTTドコモ
     (2) ソフトバンク

4. ベンダーの動向と戦略

  4.1 Tier1 ベンダー
     (1)エリクソン
     (2) アルカテル・ルーセント
     (3)ノキア・シーメンス
     (4) サムソン
     (5) NEC
     (8) ZTE
     (9) 華為 
  4.2 Tier2 ベンダー
     (1) PicoChip 
     (2) ip.access
     (3) Airwalk
     (4) Ubiquisys
  4.3 フェムトセルベンダーへの投資動向
     (1) Ubiquisys
     (2) Picochip
     (3) Tatara Sysmtems
     (4) ip.access

5. フェムトセルの導入効果と課題

  5.1 フェムトセル導入による費用節減効果
     (1) 基本仮説と変数を選択
     (2) フェムトセル導入の試算事例
  5.2 フェムトセル導入過程における9つのイシュー
     (1) 移動通信事業者による移動通信事業者のためのフェムトセル
     (2) フェムトセルは誰のものか?
     (3) フェムトセルをどこに使うか?
     (4) コア網接続の3つの方法とインターフェース問題
     (5) 認証なきオープンインタフェースの限界
     (6) 迅速なコスト節減
     (7) タイミングの重要性
     (8) 周波数干渉を避けるためのRF計画
     (9) Femto Forumの活動
  5.3 フェムトセル導入における3つの障害と4つの変数
     (1) フェムトセル導入の3つの障害
     (2) フェムトセル市場の行方を決める4つの変数

6. 固定・移動融合時代におけるフェムトセル戦略

  6.1 音声カバレッジ拡大とFMS戦略
     (1) デッドスポットのカバーによる新規収益創出
     (2) フェムトゾーン料金プランによるFMS
  6.2 データARPUをあげる無線ブロードバンド戦略
     (1) マクロラルによる3Gネットワークの補完
     (2) ユーザーエクスペリエンスの改善
  6.3 開放型ホームゲートウェー戦略
     (1) ドライビングフォースとしての開放型ビジネス・モデル
     (2) 標準化を通じた料金値下げ
  6.4 フェムトセル戦略の方向性と事業者別ポジショニング
     (1) コンバージェンス競争とフェムトセル戦略の進展
     (2) 主要事業者におけるフェムトセル戦略のポジショニング

7. フェムトセル市場と予想されるサービス

  7.1 音声系サービス市場と予想されるサービス
     (1) フェムトセルにおける音声系サービス市場
     (2) フェムトセルで予想される音声系サービス 
  7.2 データ系サービス市場と予想されるサービス
     (1) フェムトセルにおけるデータ系サービス市場 
     (2) フェムトセルで予想されるデータ系サービス

8.今後の展望
  
  8.1モバイル2.0の開放型ビジネスモデルをリード
  8.2 屋内サービス利用者経験が今後を左右
  8.3 デュアルモードからフェムトセルに進化するUMA
     (1) 移動通信事業者のFMS選択肢として再浮上するUMA
     (2) 「UMAフェムトセル」の登場と戦略的意義
  8.4 無線ブロードバンドの3つのビジネスモデルと今後
     (1) マクロセルによる「閉鎖型モデル」
     (2) フェムトセルによる「部分開放型モデル」
     (3) WiMAXによる「完全開放型インターネット・モデル」
     (4) 無線ブロードバンド・ビジネスのポジショニングと今後の展望
Appendix I: 参考資料
Appendix II: 略語集
Appendix III: フェムトセル関連主要トピック 

掲載図表一覧

図一覧
[図 1] フェムトセルのネットワーク構造とサービス概念図1
[図 2] フェムトセルのシステム構造(W-CDMAフェムトセル)
[図 3] フェムトセルの4つのサービス方式
[図 4] 世界無線データ利用者の推移(2006~2011)
[図 5] 韓国コンバージェンス市場における「FMC1.0vs.FMC2.0」の比較
[図 6] 韓国における携帯電話3キャリアのコンバージェンス競争
[図 7] KTグループの融合サービスにおける提携図
[図 8] SKグループの融合サービスにおける提携図
[図 9] LGグループの融合サービスにおける提携構図
[図 10] KDDIの「OFFICE FREEDOM」
[図 11] NTTドコモの「Business mopera IP Centrix」サービス
[図 12]スプリントのフェムトセルサービス「Airave」のネットワーク構造
[図 13]スプリントが提供するAiraveフェムトセルのイメージ
[図 14] PicoChipが提供するWiMAXフェムトセルのイメージ
[図 15] ソフトバンクにおけるUbiquisysのフェムトセル利用実験
[図 16]NTTドコモとソフトバンクのフェムトセル戦略比較
[図 17] アルカテル・ルーセントのBSR Femto基地局とサービスイメージ
[図 18] サムスン「UbiCell」のイメージとネットワーク構造
[図 19] Ubiquisysのフェムトセルを利用したNECのデモ
[図 20] 華為のフェムトセルAP基地局
[図 21] 華為が「ワイヤレスジャパン2007」で披露したフェムトセル
[図 22] Picochipが考えるフェムトセルの概念とサービス構造
[図 23] Ip.accessが提供したフェムトセル「Oyster」とネットワーク構造
[図 24] AirWalk Communicationsのフェムトセル
[図 25] Ubiquisysが提供するZoneGateフェムトセルとサービス・プラットホーム
[図 26] マイクロセル基地局運用コストの例(per month)
[図 27] データ速度別の加入者当り年間費用の節減効果
[図 28] フェムトセル普及率別の加入者当り年間費用の節減効果
[図 29] フェムトセル価格による費用節減効果
[図 30] フェムトセルを中心としたコンバージェンス競争のダイナミクス
[図 31] 主なフェムトセル企業における戦略のポジショニングマップ
[図 32] フェムトセルの音声市場ポジショニングと需要の発展方向
[図 33] フェムトセルのデータ市場ポジショニングと予想されるサービス
[図 34] フェムトセルによる無線データビジネスモデルの変化
[図 35] デュアルモード端末とフェムトセルが共存するUMAサービスコンセプト
[図 36] スプリントの3つの無線データビジネスモデルとフェムトセルのポジショニング

表一覧
[表 1] フェムトセルとデュアルモードFMCの比較
[表 2] フェムトセル方式の長所と短所
[表 3] BTとFTのUMAによるFMCの比較
[表 4] BTとFTのFMCホームゲートウェーの比較
[表 5] 欧州のコンバージェンス競争動向
[表 6] 米国電話会社とケーブル会社における融合サービスの現状
[表 7] ベライゾンが提供するオーダーメード型融合商品
[表 8] FMC/FMS形態別の端末、ターゲット市場、KSF
[表 9] スプリントが提供するAiraveフェムトセルの仕様
[表 10] ドコモとソフトバンクのフェムトセル比較
[表 11] 世界の移動通信事業者における主なフェムトセル導入動向
[表 12 ]Picochipの3GフェムトセルSWリファレンス・デザイン
[表 13] Picochipのフェムトセル向けPC202チップ搭載イメージと主要スペック
[表 14] Picochipが提示するフェムトセルの進化
[表 15] Ubiquisysのフェムトセル関連提携動向(2006~2007)
[表 16] フェムトセルベンダーへの主な投資動向
[表 17] フェムトセル市場の方向性と関連4変数
[表 18] フェムトセルで実現可能な3つの戦略と波及効果、KSF
[表 19] フェムトセルで予想される音声・データサービス
[表 21] 無線データ通信の3つのビジネスモデルと主な特徴